Sputnik

Jast a Traveler

感想文

きのう まとまらない人

どうしてなんだろう。 私にはふたつ(もしかしたらそれ以上)の自分がいて、一人はひとつのことにハマったら寝食を忘れてひたすら打ち込む自分、もう一人はひとつのことをしているとすぐに別なことが気になり出して、そっちに気を取られていると今度はまた別の…

幸せではないが、もういい

今年もノーベル賞発表の時期がやってきました。 ノーベル文学賞は今回は日本人の受賞はなりませんでしたが、毎年どんな人が受賞するのだろうと興味を持って見ています。 受賞者の名前が発表になると、いつもすぐに図書館のホームページを開いて名前を検索し…

アルジャーノンに花束を。

昨夕、静かに読み終えた。 心が動揺しないように、静かに。 この本は人から渡されたもので、タイトルは知っていたけれども内容は全く無知だった。 確か80年代の終わり頃、あるアーティストが出したアルバムのタイトルがこのタイトルと同じアルジャーノンと…

それでいいのか? 〜 東畑開人「居るのはつらいよ」

この夏わたしは精神科デイケアというものと繋がった。 こういうものがあるらしいというのは知っていたけれど、わたしが思っていたものとは少し違っていた。 わたしが頭の中で思っていた精神科デイケアとは、同じメンバーが毎朝やって来て、挨拶と体操をして…

他者のために祈る五体投地

少し前になりますが、私は天空列車といわれる青蔵鉄道に乗ってチベットへ入境したことがあります。 東京ーラサ間は、直線距離で4500km。 新宿から高速バスとフェリー、そして青蔵鉄道を利用して1週間かけてそこへ辿り着きました。 当時はまだ旅慣れてい…

死と使命「わたしを離さないで」カズオ・イシグロ

普段犬の散歩をしていると、そういえばいつも会うはずのワンちゃんを最近見かけないなと、気付くことがある。 年とともに一匹一匹フェードアウトするようにいなくなっていく。そのたびに「ああそっか」と納得する。 「ああそっか、もう死んじゃったんだ。せ…

「対岸の彼女」何のために人は歳を重ねるのか。

泣くとスッキリする。今日は一日中泣いたせいか、夕方には腫れぼったい瞼とは正反対の清々しい気持ちで、どこか幸福感すら感じていた。 対岸の彼女を一気に読み終える。 「私っていったいいつまで私のままなんだろう」 専業主婦の小夜子の問いかけから始まっ…

「シーラいう子」から学ぶ児童虐待について(読書感想文)

以前「幼少期の体験」についての記事を書かせていただいたことがありました。 ★記事はこちら★ www.momoco.org その記事を書きながら、ふと昔読んで衝撃だった本のことを思い出しました。 トリイ・ヘイデンの著書シーラという子という本です。少し古いですが…