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Jast a Traveler

孤独のアクアリウム

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秋ごろから続いてた大きな不安感を、もう自分一人で抱えることが難しくなっていて、でも苦しいことを話せる人が誰もいないことが問題をさらに増幅させていた。
 
話せない、そぶりも見せられない。でももういっぱいいっぱいで、苦しくて、でも笑っていないと症状がバレてしまうのが怖くて、家族が帰ってくる前に泣いた目が元に戻るよう、泣いていたのがバレないように必死になっていた。
 
そんな風にしていたらどんどん孤独感が身体を覆うようになってきて、その得体の知れない孤独感が私の胃の部分をくり抜き、胸部と腹部の間が切れて不安定な身体になってしまった。
 
だるま落とし、みたいな。
 
背が高くて6段ぐらいにブロック分けされただるまを、小さな木のハンマーでスコンと上手に横に飛ばすあのおもちゃ。
 
スコーーン
 
と胃の部分を身体から離されてしまい、安定感がまったくなくなった。
 
そんなのが駅のホームに立っていた時に急に起きた。だからもうめちゃくちゃ。
 

 

その駅のホームはなんだかカーブになっていて、電車はまっすぐだから乗り降りするのに下に落っこちそうなくらい間が空いている。
 
足が吸い込まれそうですくんでしまう。
 
体がドキドキしてビクビクして、呼吸がおかしくなる気配がする。
 
「息を4回吐いて、4回止めて、4回吸う、呼吸法の宿題やってみてください」
 
ちょうど心理士さんの行った言葉を思い出したのでやってみる。
 
けど息を吸うのに4回吐いて4回止めなきゃいけない、息が吸えないのが怖くて大きく吸ってしまうから今度は過呼吸を起こしそうで呼吸がコントロール出来なくなってしまい、緊張感でもうむちゃくちゃになってしまった。
 
こういう時、どうやり過ごせばいいんだろう。
 
不安感を感じないように何かに集中して忙しくしていればいいんだろうけど、心理士さん曰く
 
「それだとずっと忙しくしていないといけなくなるでしょう?」
 
うん、毎日駆けずり回る生活ってのはちょっとしんどい。
 
そんなわけでカウンセリングを受けていたわけなんだけど、それが終わってスッキリとして家に帰った1週間後、こんな風にのたうち回ることになり、いっぱいいっぱいだったコップの水がとうとう溢れ落ちて世界が水槽に変わってしまったのでした。