昔一度だけ、カウンセリングを受けたことがあります。 その人は「セルフカウンセリングどーたらこーたら」っていうところから来た所長さんで、普段は講演活動が主な仕事だとか。
そのせいなのかは知らないけれど、もうホントに良くしゃべる、しゃべる。 「うちの母親は私を妬んでる」だの、「実は私昔は栄養士してたの」だの、あのカウンセラーさん実はあの時、躁転してたのかもと思うくらいしゃべり続ける人でした。
そんなわけで私は、彼女の愚痴を聞く傾聴カウンセラーとして、2週間に1回通勤するハメになっていました。
実は彼女は家事が得意なようです
ある時そんな彼女に、「身体がだるくて家事が出来ないんです」と話をしたところ、
「待ってました私の出番!」
とばかりに、家事の手抜き方法について目をランランに輝かせながら伝授をしてくれました。 その中で、今でも私が実践している手抜き方法をご紹介します。
手抜き方法その1*料理編*
夕食は、「焼くだけ、炒めるだけ、ゆでるだけ」で出来るメニューにする。
魚はそのまま焼けばいいものを選ぶ。切らなくて良い開きにしたり、ぶりやサバもわざわざ煮込んだりせずそのまま焼きます。 肉や野菜も同様、そのまま炒めるかゆでるだけ。塩か胡椒か醤油でもかければ立派な主菜の出来上がりです。
勇気を出して小声で「私、洗いものも辛くて出来ません」と言ったところ、
「え?洗いものも出来ないの?」
と睨まれてしまいました...
手抜き方法その2*洗濯編*
洗濯物はなるべくハンガー干し、それと家族分のかごを用意する。 洗濯物は取り込んだらたたまずに、最初からハンガーで干してそのままクローゼットに放り込む。その他の衣類は、家族それぞれに用意したかごに振り分けて放り込み、あとは各自にまかせるのだそうです。
勇気を出して小声で「私、干すのもキツいんです」と言ったところ、
「え?干すことすら出来ないの?」
とまたしても睨まれてしまいました...
手抜き方法その3*掃除編*
「掃除はしなくても死にません!」
先生、その通りですはい。
それ以上はもう怖くて何も言えませんでした。
憎んでなんていませんよ
そんな憎めない素敵なカウンセラーさん、最近ホームページを見てみたら削除されているようでしたが、今頃はきっと元気に「スーパー家事アドバイザー」として活躍されていることを願い、密かに応援しております。
他にもいろいろ手抜き方法はあると思うのですが、ホームページで見る一般的な手抜き方法は、私にとっては手抜きではなく、むしろ手のかけ過ぎにしか見えません。
出来れば双極性障害の方が実践している家事の手抜き方法がありましたら、ぜひご伝授いただけたらと思います。