Sputnik

Jast a Traveler

無意識のストーリー(1) 切なくて希望のある不本意な夢

 

dream1

 

 

 

毎日いくつかの夢を見ている。朝方に見るからなんだと思う、しばらく覚えていられるのは。

 

半年くらい前からだろうか、前日に思い浮かんだり考えたりしたことが、翌朝には別の物語となって夢で再現されるようになった。

 

夢は脳が記憶を処理する為の機能だと聞いたことがある。どうもその処理スピードが歳のせいか早くなったみたいなのだ。

 

今朝方の夢はとても印象的だった。思いも寄らない建設的な夢で我ながら感心した。それは学生時代に付き合ってた人が出てくる物語なんだけど。

 

前日ふとした時に確かに思い出してはいた。けどそれはどちらかと言うとイラつく場面であって、その人のこと自体は完全に忘れていたし、忘れて以来何とも思ったこともない。

 

ところが夢の中ではそうではない。私の方がその人を好きで忘れられない、と言う設定なのだ。

 

たまたま昨日思い出して嫌な気分になっただけなのに、何てことだ。思い出すとなんか癇に障る。

 

その人は私の前に現れた。そこは私の職場か学校のようだ。仕事でやって来たようで、なんか気まずい雰囲気で、私は関わらないようにしていた。

 

場面が変わって私は彼に話しかけられ、二人で話している。

 

彼は「僕はもう好きな人がいて結婚もしている。あなたとは付き合えないし、今後も付き合うことはない。僕のことはもう忘れてくれ。今日できちんとお別れをしよう」

 

 

なんと!立場が逆転してるではないか。

私はといえば未練があるようで、悲しくてまたやり直したいと願っている。言葉にはしていないけれど表情が泣き顔で、懇願するような目で彼を見ている。

 

ものすごく胸が苦しくて、もう二度と会えないと思うと辛くてたまらない。

 

彼は坂道の下の方で、私が歩いていくのを見守っている。

 

私は悲しくて振り返るけれど、向こうは首を振って頑なな表情で私を見届けようとしている。

 

私は前を向いて坂を登り始める。

 

しばらくは前を向いていたけれど、彼が膝をついて悲しんでいるところが頭に浮かんだ。本当はやり直したいって思ってるんじゃないだろうか、忘れたくて、でも私のことを思って別れを告げたんじゃないだろうかと思った。だから振り返ろうとした。振り返って走って戻ろうとした。

 

でも思いとどまって、彼が見届けてくれるのを感じながら彼のいない次の世界に足を運ぶ。

 

背中に彼が見つめていてくれるのを感じながら、坂を登りカーブを曲がり一人で歩いて行く。

 

 

そんな切ないような、次の世界に進む希望のような、おかしな夢だった。

 

言い訳がましく聞こえちゃってるとは思うんだけど、私としては釈然としないストーリーだったな。今となっては何の興味もない人にフラれてしまうなんて、なんか気に入らない。

 

だけど前を向いて次の世界の扉を叩くあたりが、希望に満ちていて清々しい。夢の映像では坂の上のカーブの先は眩しく見えた。

 

変にプライドが傷ついた夢だけど、もしかしたらいい夢だったのかな。

 

 

※「無意識のストーリー」Mediumで連載します。

いつどんな夢を見るか分からないし、思い出せるかどうかも分からない。

目覚める直前の寝ぼけた時間に、夢だけでなく過去か現実か分からないような、もしくは未来の出来事を思い浮かべて回想したり、深く考えて泣いていることもある。けれど覚醒するとそれらはあっけなく消えてしまう。

未確定だから貴重な、だけど他人にとってはどうでもいいストーリー。支離滅裂なのでこちらのブログでは公開はせず、Mediumよりお届けすることにしました。

大抵は起きた瞬間から消えていき、思い出そうと努力すればするほど消えてしまうので、不定期です。

 

(2)以降、 Mediumでお待ちしています!

 

medium.com

 

medium.com

 

medium.com